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翡翠館 庭園

デザインを替えてみました。少しは読みやすくなったかも。前のデザインの方が雰囲気はよかったんですが…… イギリスのロマンス小説の作家、ベティー・ニールズの紹介をしていきます。独断と偏見と妄想にもとづくブログです。どうかご容赦を……。
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リトル・ムーンライト

リトルムーンライト(ハーレクインクラッシック) 原題:Little Moonlight 初版1991
 
ヒロイン:サリーナ・プラウドフット(秘書)
ヒーロー:マルク・テル・フォーレン(医師、オランダ人)

 ヒロインは平凡な顔立ちだけど目が印象的、というニールズお定まりの設定ですが、この作品のセリーナは上向きの鼻ではなく、鷲鼻を持っていることが特徴。ヒーローのマルクは長身、ハンサム、医者、お金持ち、といつもの設定です。

 実は、この作品を読む前に、「平凡な顔立ちのヒロインがそれを気に病み、卑屈になってヒーローの言うことを聞き入れず問題をややこしくして……」というパターンの話を3作続けて読んだので、この本の最初のページを読んだ段階で「またかー」と思いましたが、セリーナはそれほど卑屈な女性ではなかったようです。

 彼女の場合、マルクへの恋心に悩むと同時に、自分勝手な母親に振り回されるという不運も抱えていたので、そうそう卑屈になっている暇がなかったのかもしれません。自分勝手な母親に振り回されるしっかり者のヒロインという点で、私の大好きな「片思いの日々」のマチルダとよく似ています(母親の最悪度でいえば、マチルダの母より、セリーナの母の方が上回る、と個人的に思うのですが)。

 私の好きなシーンは、セリーナが泣きながら「彼は私を軽蔑してるわ」と伯母に胸の内を語るシーンです。そこへ、予定よりかなり早くマルクが到着してしまうのですが……。

 マルクは最後の最後まで自分の胸の内を明かさないタイプで、セリーナが悩んでいるのがわかっていながら、それもどうかと思いましたが、まあ、最後はプロポーズでハッピーエンドだったので良しとしましょう。
 
 これは洋書で読みましたので、台詞の部分は訳されたものとは違うと思います。

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1965/07/23
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ありすぎて書ません
自己紹介:
夫と子供2人の専業主婦です。
宮崎生まれで、現在沖縄に住んでいます。
青い海も好きですが、それよりふるさとの緑の山々が恋しい……。
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